在宅ワークのデータ入力で起きたトラブル事例をご紹介

在宅ワークのデータ入力等のトラブルは多いものです。
その事例をご紹介しましょう。

このような在宅ワークの求人があったとします。
仕事内容は、データ入力、集計業務、初心者でもできるホームページ更新作業で、時給1300円以上です。
インターネット環境があれば、何処でも出来るという仕事になります。
なかなか、良さそう見えますが、実は落とし穴があるのです。

このようなチラシを見ると、家事の片手間に出来そうだし、他にパートをしていても、出来そうですから、つい、問い合わせてみたくなるものです。
そこで、電話を掛けてみると、免許証のコピーや履歴書の提出を求められます。
そのくらいはいいとしても、登録料を求められるのですが、数千円なので、今後、仕事をもらえるならばと思って、払ってしまうでしょう。
しかし、その後、業者と連絡が取れなくなるのです。

これは、内職詐欺です。
この詐欺にあった人は多いのですが、数千円取られたのみだし、騙されたことが恥ずかしくて、警察に届けない人が多いのでしょう。
泣き寝入りしてしまっておしまいになっているという人は、巷に多いものです。

次は、また別の狡猾な手口をご紹介します。
アルバイトで生活している女性が被害者でした。
在宅ワークを紹介された彼女は、業者のウェブに住所、氏名、電話番号、メールアドレスを入力しました。
データ入力の仕事を紹介されましたが、その業者が言うには、サーバー費用等で、約40万円が必要とのこと。

分割でないと払えないと言ったら、それでもいいとのことで、クレジット契約などの書類が送られてきました。
これは、業務提供誘引販売取引です。
この女性は、クーリングオフの制度を利用して、助かりました。

在宅ワークトラブルの対処方法を考えよう

もしも、このようなトラブルにあってしまったら、どのように対処すればよいでしょうか。
地域の消費生活相談センターに電話してみると良いでしょう。
上記の女性のように、クーリングオフの制度を教えて貰える等、良いアドバイスをもらえます。

また、実際にお金を取られてしまった等の被害があれば、警察に行きましょう。
たとえ、数千円の被害でも、届けておいた方が良いです。
泣き寝入りは避けなければいけません。

そして、このような詐欺に合わないためには、甘い言葉に気を付けましょう。
「未経験でもだいじょうぶ」「自宅で楽に副収入」「時給1300円以上」等という言葉には裏があるのです。
内職で、時給が良いなどというのは、あやしいと思いましょう。
そのまま、信じないようにして下さい。

自分はだいじょうぶと思っている人も、いざとなると騙されてしまうので要注意です。
但し、内職全てが詐欺というわけではありません。