SNSでのトラブル その2

SNSで想定外の炎上が起きてしまったらどうする?

SNSを使うと、世界中の不特定多数のユーザーとつながることができます。
バーチャルな空間でたくさんの人と楽しく交流できる反面、自身の発言で炎上してしまったり、またそれが原因で見知らぬ人から誹謗中傷を受けるといったトラブルも少なくありません。
企業の場合には、SNSでの炎上が原因で大きな経済的損失を被るリスクもあります。
もしもSNSで炎上してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?

炎上の矛先が個人の場合でも企業の場合でも、まずは感情的になって相手を責めたりせず、まずは冷静に事実関係を確認した上で説明を行いましょう。
この際、自分自身に少しでも非があるかもしれないと感じたら、できるだけ早い段階でSNS上において謝罪するのもおすすめです。
事実確認の説明で炎上の原因となった投稿をした人へ反論しながらも、他のユーザーに対して「お騒がせして申し訳ありませんでした」と謝罪してもOKです。

炎上した時にNGな対応としては、投稿者へ直接、投稿を削除してくれないかと依頼したり、その際に返金対応だとしても金銭のやり取りを行うなどが挙げられます。
これでは、事態をもみ消そうとしていると思われてさらに炎上するかもしれません。
もしも炎上の原因が自分自身にあるのなら、事実確認した上で非を認め、SNS上で潔く謝罪しましょう。
その際に、過去はそうだったけれど今は改善しているという真摯な姿勢を見せることで、炎上がそれ以上広がることを防げます。

SNSでの炎上を最小限に抑えるコツとは?

SNSで炎上してしまった場合、自身がどのように対応するかによって炎上が悪化することもあれば、上記のように最小限に抑えられることもあります。
炎上している話題について自身がコメントをする場合には、炎上を悪化させないためにもネットリテラシーの基本をよく考えたうえで投稿する必要があるでしょう。
例えば、本人を目の前にしても同じ発言ができるのかどうか、また自身の名前と顔を公開した状態でも同じ発言ができるのかどうか、という点を考えてみて下さい。
それでも問題なく発言できるのなら良いのですが、匿名のSNSだからという理由で安易に発言している場合には、本当に発言すべき内容かどうかを考え直しましょう。

SNSでの炎上は、当事者だけの問題ではなく、まったく関係ない人が煽ることで炎上が広がるリスクもあります。
特にリツイートと呼ばれる行為は第三者の投稿をそのまま自身の投稿として再投稿するという行為で、自身の投稿と見なされます。
当人から法的に訴えられた場合、リツイートをした人も名誉棄損の罪に問われる可能性がある事は理解しておきたいものです。

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