騒音トラブル

集合住宅に多い問題

マンションや団地などの集合住宅にお住まいの方に起こりやすいのが騒音トラブルです。
騒音がうるさいとクレームが入る場合もありますし、あまりにも周辺の騒音がうるさいため自分がクレームを入れることになる場合もあります。
このような騒音トラブルは現代社会ではある意味仕方がないことだと言えますが、場合によっては大きなご近所トラブルに発展する可能性もあることから、決して軽く考えてはいけません。
ここでは騒音トラブルが発生した際の対処法について確認してみましょう。

騒音の発生源が自分の場合

集合住宅に住んでいるご家庭で小さな子供がいる場合、騒音トラブルに発展する可能性が高いです。
階下の人から子供が歩く音がうるさくてたまらないとクレームが入ることもありますし、隣から子供の夜泣きをしている声がうるさいからどうにかして欲しいとクレームが入ることもあります。
明らかに自分が騒音の発生源という場合には、まず謝罪をしてできるだけ騒音を発生させないように注意することが大切です。

例えば階下に音が響かないようにするためには、防音マットなどを敷いてできる限り音が響かないような工夫をしてください。
壁が薄いと隣にも音が漏れやすいため、防音材や吸音材などを壁に用意しておくだけでもかなり音を漏らさないようにすることができます。
あらかじめ騒音が漏れないような作りの住まいと見つけることも解決策と言えます。

周囲の騒音が気になる場合

周辺に住んでいる人の騒音がうるさくてたまらないという場合には、いきなりそのお宅に乗り込んでうるさい!と怒鳴りこむような真似をしてはいけません。
よく、隣に住んでいる人がいつもうるさいので、壁をドンドンと叩いてうるさくて迷惑をしているというアピールをする人もいますが、これではトラブルが更に大きくなる可能性があるので注意しましょう。

騒音が気になるという場合には、その物件を管理している会社や大家などへ連絡をして騒音被害が発生していることを伝えてください。
きちんと対応してくれる会社や大家さんであれば、この時点で騒音の発生元へ連絡を入れて注意を促してくれるはずです。

それでも騒音が止まないという場合でも直接クレームを入れるのは避けて、新しい引越し先を探すか法的手段を講じるという選択肢もあります。
騒音が原因で精神的に大きなダメージを受けている、うるさくて眠れないため体調にも悪影響が出ているなどの場合は、物的証拠をきちんと提出したうえで訴えることができます。
ただし、騒音の証拠を抑えるのは難しいため専門家である弁護士に相談をしてみることをおすすめします。

よく警察に通報する方もいますが、警察は民事的なトラブルに関しては不介入とするため特別な対策を講じることがないため、根本的な解決策にはなりません。

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