隣人トラブル

人間関係が希薄な現代に多い問題

昔はご近所付き合いが非常に密接で、まるで家族と同じような付き合いをしていたという事例が数多く存在していました。
現在でも地方に行けば昔ながらの付き合いを続けている地域もありますが、首都圏になるほどほとんど見かけない光景になっています。
引越しをしてきても挨拶がないため、自宅の隣にはどんな人が住んでいるのかも知らないという事例が少なくありません。
たまに顔を合わせても軽く会釈をする程度で、世間話を交わすこともほとんどない…というケースが多いです。

ご近所付き合いが密接だった昔なら、ある程度の問題は我慢しようという気持ちがあっても、現在のように近所付き合いが希薄な状態では些細な問題でも気になって仕方がないと感じるのも仕方がありません。
本当に些細な事がきっかけだった隣人トラブルが、大きな事件に発展する可能性もあります。
あなたが隣人トラブルに巻き込まれないために、どのような事に注意するべきなのか考えてみましょう。

参考:奇人変人な隣人!ご近所トラブルに巻き込まれないためのオキテ

自分は気にならなくても、他人は気になるもの

周囲の人に対して常に気を配って生活している方は隣人トラブルに巻き込まれる事も少ないですが、普段から周囲の事はお構いなしに生活している人は隣人トラブルに巻き込まれやすいため注意が必要です。
よく聞かれるのがマンションやアパートの上階に住んでいる人が下の階に住んでいる人から騒音がひどいとクレームを付けられる事例です。
壁が薄い室内の場合は隣の部屋に住んでいる人からクレームが入る場合もあります。
しっかり防音対策をしている室内でも、人の歩く音や楽器の音が漏れる可能性が高いです。
当の本人は全く気にならないような生活音でも、下の階や隣に住んでいる人にとっては生活に支障を与えるほどの騒音になっている可能性もあります。
未然にトラブルを防ぐためには、引越しをしてきた段階で上下左右に住んでいる方に挨拶をして、子供が住んでいるためとか趣味で楽器を演奏する機会が多いためなどの理由で音が漏れる可能性があると事前に伝えておきましょう。
音が気になった場合はすぐに言ってくださいと伝えておけば、お互いに気持よく対応できるはずです。

もう一つ、隣人トラブルで多いのが異臭の問題です。
例えばペットの臭いは飼っている方にとっては既に生活の一部になっているためあまり気にならない場合が多いですが、ペットを飼っていない方にとっては非常に気になる臭いになります。
隣の家と隣接している場所で犬を飼っていたところ、臭いがひどいからどうにかして欲しいとクレームが入る事例もあります。
きちんと世話やお手入れをしていればペット臭がひどいというクレームが入ることは少ないですが、きちんと気を使って飼育するように心がけたいものです。

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