登山でのトラブル

一歩間違えると大変な事態に

以前は山登りと言えば男性の趣味というイメージがありましたが、最近では女性も山登りを楽しんでいる様子を見かける機会が多くなりました。
山ガールと呼ばれるファッションも流行し、若い年代の女性も気軽に登山を楽しむケースが増えています。
自然を楽しみながら適度な運動もできるとして登山人気は年々高まっていますが、それに伴ってトラブルの事例も増えています。
気軽に登れる山だと軽く考えていたところ、大きなトラブルに巻き込まれて大変な事態に陥るケースが増えています。
できるだけトラブルに遭わないようにするためにはどのようなことに注意するべきなのか考えてみましょう。

参考:登山で起こりやすいトラブルと対処法

自分の位置がわからない!

登山でのトラブルで多く報告されているのが、自分がどこにいるのかわからなくなるという事例です。
山道で迷ってしまうのは非常に危険で、無駄に動きまわると体力を消耗して更に動けない状態になります。
稀に危険な野生動物と鉢合わせしてしまう危険性もあります。
あくまでも登山は自然の中に人間が立ち入っている状態であることを忘れてはいけません。
道に迷わないようにするためにも、登山道からコースを外れないようにすることと、できるだけ単独行動は避けて集団で行動するように心がけてください。
万が一の時に備えて防寒装備や非常食を多めに持参するように心がけてください。
方角を確認するための方位磁石や地図も忘れずに携帯してください。
携帯電話の電波が通じる場合は重要な手がかりになりますので、お出かけ前にしっかり充電をしておくように心がけてください。

体調の異変

山は地上に比べるとかなり標高差があるため、気圧の変化によって体調を崩す方が多いです。
登山に慣れていない方は特に高山病に注意しなければ、体調が優れなくなる可能性があります。
もしも山登りをしている途中で体調に異変を感じた場合は、無理をしないで休憩をしてください。
体力がなくなってしまうと動けなくなる可能性があるため、絶対に無理をせずに途中で断念する勇気も必要です。
近くに山小屋がある場合は体力が回復するまで横になって休みましょう。
できれば登山に慣れているベテランさんと一緒に行動を共にすると安心です。

山道は悪路が続く場合が多いため、足をくじいてしまう方や転倒をして出血する方もいます。
「これくらいのケガなら大丈夫!」と自己判断をして無理に動かすと、余計症状が悪化する可能性があります。
絶対に無理をしないで、他の登山者に助けを求め、場合によっては救助要請をしてレスキュー隊の助けを借りなければいけない場合があります。
どの程度で助けを求めるべきなのか線引きが難しいかもしれませんが、少しでも「これは無理だな…」と感じたなら遠慮せずに助けてもらいましょう。

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