紛失のトラブル

信頼して預けたものを紛失された!

日常生活で起こり得るトラブルに多いのが、預けていたものを紛失されてしまったというトラブルです。
例えば美容室に出かけると「カバンなどの手荷物はこちらでお預かりします」と受付のスタッフさんが預かってくれるケースが多いです。
お財布などの大事なものが入っているカバンを信頼して預けていたのに、いざ帰る時になって「申し訳ありません、お客様のカバンを紛失してしまいました…」となった場合、あなたはどう対応するべきだと思いますか?
こんな事はあり得ない!と思うかもしれませんが、美容室に限らずレストランやホテルなどに荷物を預けたところ、紛失されてしまったという事例がたくさん存在しています。
紛失トラブルに巻き込まれた場合の正しい対処法を覚えておきましょう。

参考:飲食店でカバンを紛失~弁償してもらえる?

泣き寝入りはダメ!

荷物を預かってくれる美容室やレストラン、ホテルなどの一部には「盗難や紛失に関して、責任を負いません」という趣旨の張り紙をしている場合があります。
仮にあなたが荷物を預かってもらっていて、紛失されてしまった場合にクレームを入れたところ、「この張り紙にも書いてあるようにこちらでは責任を負いません」と勝手に責任逃れをするケースがあります。
あなたは、張り紙に書かれているのなら預けてしまった自分が悪いのだから仕方がないか…と諦めてしまいますか?
それでも食い下がって、信頼して預けたのだから何としてでも弁償しなさい!と主張しますか?

もしもあなたの不注意で荷物を紛失してしまったという場合は「盗難や紛失について責任を負わない」という主張は理解できます。
しかし、あなたが信頼して店側に荷物を預けたという場合は、店側がしっかり責任を持って預かる必要があります。
これは法律でもきちんと定められている店側の義務でもあるため、決して泣き寝入りしてはいけません。
あくまでも店側に過失があって紛失されているのですから、自信を持って損賠賠償請求をしてください。

場合によっては損賠賠償請求できない事も

注意しなければいけないのは、預かった荷物が非常に高価な品物だった場合です。
カバンの中にはたくさん札束が入っているとか、数百万円もする宝石が入っていたのに、中身を確かめてみると入っていなかったから損害賠償しなさい!という主張は通りません。
高価な品物を預ける場合は、あらかじめ店側に伝えておく必要があるからです。
どんなにあなたが高価な品物が入っていたと主張しても、真実かどうか確かめる方法がないからです。
必ず高価な品物を預ける場合は店側に伝えておき、返却された時点で中身を確かめるようにしてください。
きちんと高価な品物が入っていることを伝えていたにも関わらず紛失されたという場合は、店側に損賠賠償請求できます。

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