美容医療でおきたトラブルの事例と対処方法

美容医療の現場で実際に起きたトラブル例

美容医療に関わる人は近年、20代、30代を中心に増えています。
それと同時にトラブルも増えているのです。
実際、どんなトラブルがあるのでしょうか。

特に20代後半から30代前半の女性にトラブルが多いです。
増えているのは、生命。身体に関わるもので、腫れ、痛みに関するものが増えています。
「しわ」「ムダ毛の脱毛」「顔のしみ」「痩身」「二重整形」「バストアップ」「男性性器」に関するトラブルです。
このような腫れや痛みのトラブルは1ヶ月以上もその状態が続くという困ったものもあります。

まずは、皮膚も施術のトラブルです。
たとえば、美容クリニックで脱毛の施術を受けている20代の女性は、施術中に痛みを感じ、終えてみてみると腕や足がミミズ腫れになってしまい、赤く縦に火傷の跡が残ってしまったという例。
また、シミ取りで美容クリニックでレーザー治療を受けたら、施術後に痛みが発生し、赤く傷がついてしまい、今ではそこが茶色い痕になってしまったという50代女性の例もあります。

次に、皮下への施術のトラブルで、しわ取り、脂肪吸引等のトラブルです。
年齢より若く見えるという広告を見て、美容クリニックのしわ取りのためにヒアルロン酸注射を受けたところ、施術後に顔が腫れてしまい、外出もできないようになってしまったという70歳代の女性の事例があります。
また、脂肪吸引の施術を受けたら、3ヶ月経っても、痛みが引かず、腕が上がらないという40代の女性の事例。
下半身の施術を受けるのに不安を感じ、キャンセルしてクレジットの組み換えを頼んだが、出来ないと言われ、困ってしまったようです。

また、二重瞼、豊胸、包茎といった切開によるトラブルも急増です。
たとえば、二重瞼の施術で切開痕が裂けて出血、腫れて目が開けられない状態が続き、二重にはならなかったという40代の女性は、今でも、腫れが引かないようです。
そして、包茎の手術ですが、包茎のみの手術のつもりが亀頭の手術も勧められるがままに受けたら、痛みが激しく、歩けない状態になり、地元の別の病院に入院したという30代の男性もいます。

施術前の注意点を知っておこう

施術前には注意すべきことがあります。
まずは、インターネット等の情報を鵜呑みにしていないかということです。
厚生労働省が過剰な表現の広告に警告を鳴らしていますが、まだまだ、そのような広告が多いというのが現状になります。
掲載内容はその医療機関にとって、都合の良いものばかりを載せている可能性が高いので、気を付けましょう。

受ける前に医療機関の情報等をよく確認しておくことです。
たとえば、複数の医療機関から施術内容を入手する、まずは、保険診療の医療機関に相談する、担当医師の経歴や専門分野を確認するということは基本的なことですが、大事なことです。

そして、施術を受ける前に必ず、リスクや効果について、説明を求める事です。
あり得る副作用、合併症、施術後、どのくらいで安定できるものなのかなど、必ず医師の説明を聞きましょう。
レーザー治療の場合、出力をあげると、火傷の可能性がありますから、どのような出力レベルにするかは医師と話し合わなければいけません。

さらに大事なのは、そのような危険を冒してまで、直したいかどうかという事です。
中には儲けのことしか、考えないような病院もありますから、気を付けましょう。
予定にないような高額な施術を勧められたら、すぐには返事をせずに、よく考えた方が良いです。

トラブルに対する対処法も知っておきたい

こういったトラブルにあってしまったら、一人で悩んではいけません。
最寄の消費生活相談センターに相談しましょう。
アドバイザーが話を聞き、解決法を考えてくれます。
予め、電話番号をチェックしておくと良いでしょう。

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