テレビ番組へのクレーム

公共の電波なのに適切な放送がされていない!

日本でテレビ放送が開始されてから半世紀以上経過し、これまでに様々なテレビ番組が製作されてきました。
それぞれの放送を心から楽しんでいる人も多いですが、中には放送を見て不快に感じる方も多いです。
テレビ番組は公共の電波を使って放送していることを常に忘れないようにして適切な番組を製作しなければいけませんが、中には過激な演出とも受け取れる内容や、明らかに視聴者の事を馬鹿にしているような内容が放送される場合もあります。
ここではテレビ番組へのクレームとして寄せられることが多いものをいくつかご紹介します。

放送事故

明らかに悪意のある内容が放送されて大問題に発展する事があります。
以前東海地方で放送されていたローカル番組で起こったことですが、番組内のプレゼントコーナーで岩手県産のお米をプレゼントする企画がありました。
その当選者発表画面に切り替わったとき「セシウムさん」等と表記されたテロップが表示されてしまったのです。

恐らく、番組制作者がテストをする際にこのような記載を行っていたと考えられますが、この頃は東日本大震災の影響で福島第一原発事故が発生し、東北一帯で深刻な風評被害が発生していました。
岩手県産のお米も放射能の影響があるのではないかと懸念されたことで大きな風評被害を受けていた時期に、このような放送事故を引き起こしたのはあまりにも酷いとしてたくさんのクレームが寄せられる結果になりました。
その後番組は打ち切りになりましたが、この放送事故が大きく関係していたと考えられます。

食べ物を粗末にしないで!

バラエティ番組でよくあることですが、食べ物を粗末な扱いにするような演出が行われることが度々あります。
苦労して生産した人の気持ちを無視してあんな扱いをするなんて!とか、日本人は食べ物を粗末にし過ぎだ!世界中には飢えで苦しんでいる人がたくさんいるのに!などのクレームが寄せられることが多いそうです。
最近ではクレーム対策に過ぎないのか実際に行っているのかわかりませんが「この後にスタッフが食べました」という趣旨のテロップが流れる演出が行われる場合があります。

子供の教育上よろしくない!

現在子育て中の保護者にとってはお子さんの教育に悪影響を与えると思われる内容のテレビ番組は見せたくないと感じるのも当然です。
そのため最近は子供にテレビを見せないという家庭が増えているそうですが、たまたま子供と一緒にテレビを見ていたときに下品な演出があったり、あまりにも言葉使いがひどい出演者がいたりという番組を見てしまったというケースも少なくありません。
最近は特に子供がテレビを見ている事が多い時間帯は番組内容には細心の注意を払って製作しているようです。

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