モンスターペアレント

社会問題にもなるほど深刻化

現在は少子高齢化社会と言われるほど子供の数が少ないと言われています。
子供が少ない家庭ほど大切に育てて可愛がっているのは良いですが、あまりにも行き過ぎた愛情が周囲に迷惑をかけるケースが多く見られます。
その代表的な例として問題になっているのがモンスターペアレントの存在です。

モンスターペアレントとは、「怪物」と呼ばれるほどクレームばかり言う保護者のことを言います。
クレームの矛先は学校だけでなく、子供の同級生や保護者にも向くことがあります。
習い事の指導者やご近所の方にまでクレームをつける場合もあります。

我が子が可愛いあまりにモンスターと化してしまうほどクレームをつけてトラブルメーカーになる親がとても多いです。
あなたは「絶対に自分はモンスターペアレントではない!」と自信を持って言えますか?
ひょっとしたらあなたも周りの人からモンスターペアレントと呼ばれているかもしれません。

参考:モンスターペアレントの実態とは?

モンスターペアレントのトラブル事例

実際にモンスターペアレントが引き起こしたトラブルを確認してみると、誰もが首を傾げてしまうような理由が発端になっている場合が多いです。
例えば「運動会でうちの子がビリになるのはおかしい!」とクレームをつける保護者が続出したため、なぜか全員で手を繋ぎながら仲良く一緒にゴールしたり、順位をつけずにただ走るだけだったりというケースが増えています。
他にも「風邪で一週間も休んでしまった分の給食は食べていないのだから、給食費を返して!」「うちの子と仲が良い子のクラスが分かれてしまった。明日から同じクラスにして!」「きれいに整列させるなんて軍隊みたい。昔のように子供を戦争に行かせる気なの!?」などの信じられないようなクレームが学校に舞い込むと言われています。
学校以外にもモンスターペアレントの勢いは止まらず、どうして無理難題ばかり言うのだろう?と思われるようなほどおかしなクレームを繰り返す人が増えています。

モンスターペアレントとの付き合い方

無理難題を押し付けるようなクレームばかり言うモンスターペアレントの言い分を全て受け入れようとすると、ますます要求がエスカレートする可能性があります。
だからといって無下に対応することもできないため、上手く対応するのが非常に難しいところです。
まずはあなたが冷静になって、相手の言い分を一通り聞いてあげてください。
恐らく、こちらから反論するとますますヒートアップしてしまうため、とにかく黙って聞いてあげることが一番良い方法です。
言いたいことを言ってしまえば興奮も収まってくれるかもしれません。

ある意味、大人になりきれていない子供のような人が子育てをしているという事実は、子供にとって非常に可哀想なものです。
子供に対するサポートを重点的に行なうようにして、モンスターペアレントに対しては適当にあしらうくらいの気持ちで付き合うようにすると気が楽になります。

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